HP OmniBook 7 Aero 13-bgは、AMD Ryzen AI300シリーズプロセッサを搭載しつつ、約1.00kgと超軽量なので持ち運びしやすいAI PCです。
上位モデルはRyzen AI 350の内蔵GPU「AMD Radeon 860M」で動画編集を行うことができ、メモリが32GメモリならばローカルでLLMを実行することができます。仕事で持ち運びする機会が増えたため、外出先で作業しやすくなるように購入したのでレビューします。
本機種のディスプレイ解像度は、「WUXGA非光沢(1920×1200)」、タッチパネル非対応の1種類のみです。モデルはスタンダード、パフォーマンス、パフォーマンスプラスと3種類あります。スタンダードモデルが「Ryzen5、メモリ:16Gとストレージ:512GB」、パフォーマンスモデルが「Ryzen7、メモリ:16Gとストレージ:1TB」、パフォーマンスプラスモデルが「Ryzen7、メモリ:32Gとストレージ:1TB」です。
モデル間の価格差はスタンダードとパフォーマンスで29,700円、パフォーマンスとパフォーマンスプラスで15,400円です。
最小構成で188,100円(税込)〜ですが、セール開催時なら12万円代から購入可能です。
Contents
最軽量で持ち運びやすいのに、パワフルに動くAI PC
HP OmniBook 7 Aero 13-bg(1009AU)のスペック
外出での用途は主にプレゼンや文書作成用ですが、ローカルLLMなど今後を想定してパフォーマンスプラスモデルにしました。
プロセッサ | AMD Ryzen AI 7 350 |
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メモリ | 32GB (LPDDR5x-7500MT/s) オンボード |
グラフィックス | AMD Radeon™ 860M (内臓) |
ディスプレイ | 13.3 inch (1920×1200) IPS |
ストレージ | 1TB SSD |
重さ | 1.00kg |
外観
カラーはグレイシャーシルバーです。シルバーの場合、キーキャップの色がグレーです。
天板は明るめのシルバーで少しザラっとしたマットな質感です。
背面はHPのよくある形状です。
ヒンジ部分にPCの名称が印字されており、天板を開いたときのゴム足が小さく付いています。
サイズ
携帯性がよくカバンに収納しやすい大きさです。Omnibook は軽いので持ち運びやすいです。MacBookは数字で比べて気づきましたがかなり薄いです。。。
MacBookはM2からサイズ変更していません。
HP OmniBook 7 Aero 13-bg | M4 Mac Book Air |
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奥行:211 mm 幅:297 mm 高さ:16.5 -17.4 (最厚部) mm 重量:約 1.00 kg | 奥行:215 mm 幅:304.1 mm 高さ:11.3 mm 重量:1.24 kg |
ディスプレイ
WUXGA非光沢・IPSディスプレイ (1920 x 1200)で、公式より色域はsRGB100%と広く400nitと明るいパネルです。「the比較」によると、Adobe RGBカバー率78%となっており、ノートPCとしては発色は十分にきれい表示できます。
ディスプレイの上部には5MP IR カメラがあります。Windows Helloで顔認証に対応しています。
キーボード
以前まであったEnterキーより右側ボタンが廃止されスッキリしたデザインになりました。トラックパッドは広めで扱いやすいのですが、コストカットなのかクリック感が他モデルと比べるとペコペコとチープな感じがします。
Copilotキーが付いています。Copilot+ PCに準拠しているので、Microsoftが提供する生成AIサービスを受けることが可能です。
パフォーマンス
スコアの計測は、「myHP」のアプリ、本体設定からパフォーマンスへ変更して行いました。本体設定だけ切り替えても、HPのアプリで切り替えないとスコアは伸びません。
本機は、「Ryzen AI 7 350」プロセッサを搭載していますが、同CPUを搭載した「他機種」より若干スコアが低いです。
おそらく、CPUに供給されるワット数が少し低い可能性があります。もし、Ryzen AI 7 350は、マルチでM4を上回っています。
HP OmniBook 7 Aero 13-bg (Ryzen AI 7 350) | M4 Mac Book Air (M4 10core) |
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Single:114 Multi:810 | Single: 173 Multi:718 |
「the比較」による計測データとして、廉価版のCPU(Ryzen AI 5 340)のスコアは、Cinebench 2024の場合Multiが608、Singleが111、Cinebench R23の場合Multiが10367、Singleが1909です。myHPでバランスの設定のままでも、Ryzen AI 7 350の方がどちらもスコアは上回っていました。
拡張性
左側面がUSB Type-A(5Gbps)とヘッドフォン出力/マイク入力端子です。
右側がHDMI 2.1、USB Type-C 10Gbps ×2 (Power Delivery、DisplayPort 2.1、電源オフUSBチャージ機能対応)、USB Type-A (10Gbps)です。Thunderboltではありませんが、外部ディスプレイへの映像出力は可能です。
総評
HP OmniBook 7 Aero 13-bgパフォーマンスプラスモデル (グレイシャ―シルバー)についてレビューしました。質感は価格相応な部分もありますが、スペックへ投資したと思えばとてもコストパフォーマンスの優れた1台です。
動画編集や開発でガンガンと使い倒したいと思います!