開発環境で色んなOSで試してみたいと思い、MacBookを購入しました。コスパを考えればWindowsマシンのが選択肢は豊富です。
しかし、Appleシリコンが搭載されたMacBookは消費電力の効率化、ニューラルエンジンやGPU性能など新しい魅力が詰まったモバイルマシンです。
約10年、Windowsで研究開発してきましたが、Macを本格的に仕事で使ってみようと決心したのでレビューします。
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モバイルだけでなくクリエィティブな作業もこなすM2 Macbook Air
M2 MacBook Air 13 のスペック
MBAでは、Pythonや他言語でのプログラミング、動画編集を行うのでメモリ重視の構成にしました。
プロセッサ | AppleM2チップ 8コアCPU/ 10コアGPU/ 16コアNeural Engine |
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メモリ | 24GB |
ディスプレイ | 13.6 inch (2,560 x 1,664) Liquid Retinaディスプレイ |
ストレージ | 1TB SSD |
他オプションは67W USB-C電源アダプタと、英語(US)キーボードです。
外観
スペースグレイは汚れが目立ちやすいという口コミもありますが、使ってみた感じ、ENVYなど他社のマット塗装と比べれば全然気になりません。
Apple製品は、細かな部品まで造りがとても丁寧です。
フラットな天板は持ってみると、エッジの加工が丸みを帯びています。しっかりと手にフィットするので持ちやすいです。
サイズ
標準的な大きさですが、Macbook Airは携帯性を重視しているので本体厚が薄いです。
M2 Mac book Air | HP Spectre x360 14-ef | HP ENVY x360 13-bf |
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奥行:215 mm 幅:304. mm 高さ:11.3 mm 重量:1.24 kg | 奥行:220 mm 幅:299 mm 高さ:16.5 mm 重量:約 1.39 kg | 奥行: 216 mm 幅: 298 mm 高さ: 16.9 mm 重量:1.33 kg |
ディスプレイ
ディスプレイは13.6インチ標準解像度2,560 x 1,664ピクセル、アスペクト比は20:13です。独特な数値かと思いきや、インカメラのノッチより下で16:9となり、メニューバーを上部に表示し、中身をフルに展開できるので文書やテキストの多い作業がやりやすいです。
輝度は500nitと明るいので屋外や照明で画面の反射を避けるように調整しやすいです。「NOTE BOOK CHECK」の評価によれば、sRGBが99.9%、Adobe RGBが87.6%とノートパソコンとして優秀な数値です。他社のIPSモデルではAdobe RGBで70%が目安です。
M2 Mac book Air 13.6inch/ IPS 2560×1664 | M2 Macbook Pro 13.3inch/ IPS 2560×1600 | |
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P-3 | 98.4 | 98.6 |
sRGB | 99.9 | 100 |
Adobe RGB | 87.6 | 87.9 |
キーボード
キーボードは仕事でプログラミングなのでus仕様にしました。今まで日本語、UK、USと使ってきたので正直こだわりはないですが、USはシンプルなデザインです。
Macbookといえばトラックパッドが優秀なので今後の楽しみです。
ストレージ
M1のときとNANDチップの構成が変わっています(M1:128×2、M2:256×1)。SSDは並列処理させた方が高速化できるので読み書きにも重きを置くなら最低でも512GBが選択肢になります。
あとはデータの入出力をオンライン(クラウド)から行うかどうかで、ローカルの環境もそこそこ使いそうだったので1TBにしました。
拡張性
本体の左側面にThunderbolt/USB 4のポートが2つ、MagSafe 3の充電ポートが付いています。
右側面には3.5mmヘッドフォンジャックが1つです。
充電ポートが独立しているので、電源のためにUSBポートを使わずに済むので作業性が良いです。
総評
重たい負荷をかけ続けることが多いならば、MacBook Proやデスクトップへの切り替えが賢明かもしれません。MacBook Airはファンレスなので、動作音がほとんどしません。
マシンは静かですが処理速度は速く、十分快適にタスクをこなせます。膨大な演算はまだ試していないのでこれから使い倒します。